2010.06.25 左官事例

ニッチを左官でデザイン。

こんにちは。 ムシムシとした暑い日が続いていますね。 なんだか最近は体も少し重たく感じます。(夏バテ気味?) これから夏を迎えるというのに今からこうだと先行き不安になりますね。  ここんとこ体重も増えてきたし、夏に向けての体力づくりも兼ねたダイエットマラソンでもはじめますか!!  と思っています・・・・。

さてさて 今回の『1の書簡』はニッチの左官仕上げをご紹介したいと思います。?  ニッチというのは壁を凹状にくりぬいて作られる棚のことで主に花や彫刻などを収めるための飾り棚として多く利用されます。 トイレや玄関などでよく見かけますよね。

そんなニッチは室内をおしゃれに演出してくれる素晴らしい存在です。 ダウンライト付きニッチになんてしてしまったらそこはもはや美術館。  ですから少し遊び心を持っているお客さんなら 「ニッチの中だけ色や模様を変えたいんですけど・・・」 や 「ニッチの中をこの置物にあったデザインにしていただけませんか?」 などとおっしゃります。そのような流れで別件で2か所ほど施工して参りましたのでどうぞご覧下さい。

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こちらの玄関のニッチは 弊社職人 江端理 が施工いたしました。  彼は技能五輪準優勝という経歴を持つ実力派職人。 白から青へと変化するグラデーションがお見事。

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下からのアップ画像。 色だけでなく模様もまわりの壁と変化させデザイン性を表現していますね。 なかなかやりますな! 江端氏。

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続いてはトイレのニッチです。 こちらもやはり弊社職人 長塚勇 それから僕 そしてお客さんとであれこれ相談して出来たもの。  壁の模様はビニールと紙を使ってつけた 長塚氏自慢の作。

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壁に張ったブリック調のタイルは カルクウォールに骨材を混ぜたものを型に入れ、乾燥させ作った『漆喰いタイル』  もちろん色は?天然鉱物顔料ウラ″を使用して出しています。  この 漆喰タイルは 施工場所に合わせて大きさや色、デザインを自由に変化させることができ、合理的だと思います。

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お客さんが壁に施工日の日付を掘っているところです。 きっと僕たちだけでなくお客さんもいい思い出となったことと思います。 お住まいになる方と一緒になって壁を仕上げるということは楽しくて本当にいいものです。  結果結論! ニッチとは左官職人に夢と想像力と発想力を、そしてお客さんとのコミュニケーションの場を与えてくれるすばらしい建築部位であるということが分かりましたね。 (少しおおげさかな。)  てなことで今回のブログ以上とさせていただきます。  そうそう ちょっとその前に・・・

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先日、とても美しいナマコ壁を発見しましたので最後に載せときます。 いつの日か僕もこんな仕事に挑戦できたらなぁ??。   ではでは。

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