2011.06.08 モルタル造形

造形用モルタルのエイジング

サイトウです!

先週にひきつづき「造形用モルタルの講習会」に行ってきました。

株式会社ギルトバンクさんが主催の『擬石(方形)・擬木』 実技講座。

前回は「カービング」?(Carving とは、彫刻のこと)。

専用の鏝道具を使っての石積みと、木の板の造形を行いました。

Carvingtool

カービングには、アメリカ製の大小の鏝で、削り・掻き出し・目地切りなどを行います。

木目や石肌の表現を描くのには、ブラシ類が活躍。叩いたり、引掻いたりします。

木も石も実物を横に置きながら、特徴をよく観察して写実的に表現していくのが理想です。

とはいえ木の板はともかく、石積みはこんなにたくさんの石を運んでくるわけにもいかないので

あくまでもイメージの世界で自由に形にしていきます。

Carving

で、作ったのがこれ!

イメージは某Dランドのお城の壁を切り取ってきたという設定。

自由すぎますか!?(笑)

今回は「エイジング」色付けの講習会です。

age(年齢、齢)を重ねていくこと、「加齢」「老化」が本来の意味ですが、

映画の美術やテーマパークにおける「エイジング」とは、新しい建築物やモニュメントや

それらのセットをわざと塗装や壁がはがれているようにしたり、錆びをつけたりするなど、

古いものに見せる美術手法のことです。

朝、会場に行くと、女性がふたり準備していました。

このきれいな2人が実は本日のエイジングの講師だったのです。

koushi

左が森山さん、右が菅谷(すがや)さん。

森山さんは美術学校でデザインを専攻し、

絵も描けるのでトリックアートやブライダルチャペルのエイジング、

テーマパークのお仕事など、12年にわたって壁画のカラーペインティング

を行っているエイジングの専門家。

菅家さんは、カービングからエイジングまで一連の作業ができる造形のプロ!

ふたりとも、ご自身のこと多くは語りませんが、ギルトの林社長に見せていただいた

店舗の施工写真を見せていただくと、すごい現場に数多く関わっています。

さて、作業は擬石(方形)と、擬木とを交互に色付けしていきます。

エイジングの道具はおもに刷毛を使います。

Carvingtool

ドライヤー、75ミリ?15ミリ様々なサイズの豚毛の平刷毛、細い面相筆、霧吹きスプレー

スポンジ、ウェスなど。

途中のプロセスはすっとばして!できあがりをごらんください。

まずは、サイトウ作。

saito

おつぎは岡田作品!

okada

木を下に持ってきたのが彼のセンス!

そして、トモさん作品。

tomo課題は方形積み、なのに果敢に「乱積み」にアレンジしています。

みんないい味出していますね。

ところでイサオくんは今回不参加、奈良出張仕事の関係で彩色できず・・・・

無地のままでも、ワンポイントのハートマークの石がなんともチャーミング。

赤かな、それともピンク!?どんな色の石になったのか完成品が見られず残念。

isao

エイジングの基本的な流れは、

? ベースとなる色を全体に塗る

? ウォッシュ[濃]・・・凹部分に影をつける感じで濃い目の顔料を入れる

? ハイライト・ドライ・・・凸部分に明るめの色をつけていく

? ウォッシュ[淡]・・・全体の調子をみながら色を整えていく

これらの工程をイメージした色味になるまで何度も繰り返すのだ。

コンピュータのペイントソフトでいうところの「レイヤー」を幾重にも重ねていくのです。

今回は、茶系の濃淡4?5色と白と色数を絞っていますが、

たとえば苔むした感じにするには黄色や緑系を加えるなどしても楽しそう。

「さぁ、これで完成!」って、

いくら時間があっても足りないくらいイメージは無限にひろがっていきますね。

で、プロの造形職人さんは一日10平米くらい仕上げてしまうということなので

センスはもちろんですが、やっぱりスピードが大事です。

allさいごに参加者勢ぞろいで記念撮影。

後ろ左から新潟リテック・新井さん、私サイトウ、主催者ギルトバンク・林社長

手前、トモさん、野田フロアー中島さんと中央は彼の作品。

作品をはさんで右、遠くは三重から参加(株)メイクプラスター荻野さん、

http://www.makeplaster.com/guide/president.php

講師の菅家さんと、しゃがんでいるのが森山先生。

みなさん2週間にわたって、とても楽しい時間をありがとうございました。

またいつか、どこかの現場でいっしょに造形仕事できたらいいですね!!!!

PS:この写真を撮ってくれたのは、イサオくんの分まで二人前お弁当を食べてくれた

岡田くんでした。

bento

最後に、ギルトの事務所にあったカタログ、モルタル造形を大胆に導入した施設を

数多く手がける【星野組】さんのホームページ、これは必見ですぞ!!!

http://www.hoshino-gumi.com/

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