2022.06.03 MORTEX

「モールテックス」と「レジン」のコラボレーション

都内某所オフィスビル

そのなかの

ワンフロアーにある企業の共有スペース

 

 

間仕切りのない広大な空間には、スケルトンの会議室や

自由に使えるデスクなどが、適度な間隔で配置されています。

家具はすべてオーダーメイドってお聞きしました。すごいですね。

 

 

さて、今回 八幡工業では、

こちらに新規入居される会社様からのご依頼で

ビッグサイズのカフェ カウンターと

プランター用のカウンターテーブル

あわせて2台の特殊左官工事を担当しました。

 

 

 

グレー系の部分が弊社で施工した MORTEXの腰壁

 

 

L字型のカウンターテーブルは一辺が10メートルほどの長さです。

 

 

カウンターの天板はウォルナットの無垢材

間に流れる黒い部分は レジンという樹脂で出来ています。

この天板の加工は 木とレジンの知識と技術を持った大工さんがおひとりで手掛けたということです。

 

 

厚さ4センチの木口の部分 レジンがしっかりと入って、きれいに研磨がなされています。

 

「モールテックス」と「レジン」そして「無垢材」のコラボレーション

これは今後もいろいろな展開がひろがっていきそうでワクワクします。

 

 

MORTEXの色は BM66

奥にある 植栽用のカウンターテーブルも同じ色で仕上げました。

 

 

こちらはチェリー材の巨大な一枚板の天板

美しい 桜の木肌

カウンター内は、白いペイントで塗装屋さんがきれいに仕上げてくれました。

 

 

MORTEXならではの 自然なムラ感がでました。

中央にグリーンの植物が入ったら、さぞかし心安らぐ空間になることでしょう。

 

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制作中の様子

大工さんの工房で合板ベニヤ下地で作られたカウンターの台座部分

 

 

箱型に分割して作られたものを、車で運び 最終的に現場で組みあげるのです。

 

 

天板部分

レジンを流し込み硬化を待っている状態

 

 

お仕事中の大工さんが特別に撮影を許可してくださいました。

レジンが固まったら丁寧にカンナで削って あの美しいテーブルとなるのです。

実は、この親方が今回弊社をご指名してくれたのです。

お声がけいただきありがとうございました。

 

 

大工さんによって現場に運ばれ、接合された台座と天板

さあ、ここからは左官工事になります。

 

 

MORTEX

初日はジョイント部分をきれいに均し下塗りまで。

 

 

2日目、鏝塗り仕上げです。

一回擦り塗りをしてから、乾ききる前に二層目を塗る「フレスコ仕上げ」

サイズがなかなかの大きさなので、捏ね屋ひとりが適量の材料を作り、職人2人で息をあわせて

乾きムラや塗り継ぎの跡が出ないように 慎重にしかしテキパキと塗っていきます。

 

 

翌日、サンダー研磨ののち、トップコートにレペルオイルを丁寧に3回塗布しました。

 

 

 

完成しました。

 

 

2022年、コロナ禍の苦難も乗り越え

こんな素敵なインテリアに囲まれたオフィスができました。

この自由な空間で働く方たちの手で、きっと革新的なビジネスが生まれて

日本がもっともっと元気になっていくんだな~~と思う

営業兼(MORTEX捏ね屋担当!)斎藤の現場レポートでした。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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