2022.07.16 公園遊具

クイズです『公園の滑り台はどうやって作っているの?』

よい子のみんな

公園の滑り台は、どうやって作られているか知っていますか?

 

「工場で出来上がったものを運んで設置・・・」って思ったひと

ブブ~~~ 不正解です!!!

 

 

ジャジャ~~ン!!

今回ご紹介するのは 山形で施工した『研ぎ出しの滑り台』です。

2022年 7月に作りました。

 

(ちなみに、周囲の鉄パイプは、雨天時でもシートをかけて施工できるように

元請けの施工会社さんが設置してくれたものです。)

 

 

さあ、クイズの答え  (もう、わかりますよね)

 

正解は 『現場で左官職人が作っています』 です。

 

今回、われわれは仕上げのモルタル塗りと研ぎ出しを担当しました。

 

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工事全体のざっくりとした流れとしましては、

最初に滑り台の角度にあわせ、山型の傾斜を造成

あらかじめ土台となる部分を鉄筋屋さんが骨組み

そこに型枠で生コンを流し込んで

固まったら型枠をばらし 下地が出来上がるというところでしょうか。

 

 

 

仕上げの工程は、左官屋

白セメントと珪砂を水で捏ねたものを、ていねいに鏝塗りします。

乾いたら翌日 サンダーという機械で研ぎ出して完成。

 

どうです!!  思わず、滑りたくなる つるつるのすべり面

側面もお子様たちが触って 安全なようにきれいに研いでいますね。

 

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こうして書くと、ものすごく簡単に聞こえますが

なにしろ公園の現場の工事は、大変なんです。

 

夏はお日様浴び放題の熱さ、冬は水が氷るほど寒い日もあります。

そして、山坂を重たい材料を上げ下ろしするのもひと苦労。

 

実際に塗るのも 滑るのをこらえながらの作業なので、足腰が痛くなるほどです。

 

 

というわけで、よい子のみんな

研ぎ出しの滑り台は、工場で出来上がったものを運んで設置ではないのです!

現場で 職人さんたちががんばって作っているのですよ。

(別の素材や、工法によっては出来上がったものを設置している例もあります)

 

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八幡工業では出張で、日本全国の公園のお仕事もお受けしています。

中でも、今回ご紹介しましたような研ぎ出しの滑り台は、毎年たくさん作っています。

巨大なタコさんなど動物の形のものや、飛行機やロケットの形の滑り台も手掛けています。

 

 

さいごに

滑り台はみなさんがすべって遊んでくれることで

さらにツルツルになっていくので いっぱい遊んでくださいね。

八幡工業・左官 斎藤さんからのお願いでした((笑))

 

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今回の工事の point !!

ひび割れ・クラック防止のために開発された添加剤

FD‐15 を使用して います。

FD-15

FD‐15は、コンクリートやモルタルのひび割れ・クラック防止のために開発された添加剤です。

その組成は、ミクロカーボン繊維、収縮抑制剤、ブリージング抑制剤、チキソトロピー付与剤、防錆剤、白華抑制剤などからなっており、液状タイプの「複合型コンクリート改質剤」ともいえます。
FD-15はひび割れの原因を究明し、そのすべての原因に対処する方法を考え、試験施工で実証してきました。また、ひび割れだけでなく、施工性も向上させることが大きな特長です。

打設作業やならし作業などの重労働を軽減し、作業時間の短縮にも貢献します。

https://fd-15.com/fd_15.html

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