2025.08.16 ガーデニング

🏡 洗い出しのあるガーデンハウス(2025年7月施工)

静寂と緑に包まれた東久留米市の一角に、

ひときわ品格を放つガーデンハウスが誕生しました。

 

その足元を彩るのは、新大磯3分サイズの黒砂利とセメントのみという、

極めてシンプルな配合による洗い出し仕上げ

素材の美しさを最大限に引き出すため、余計な混合材は一切使用せず、

左官職人の手仕事によって丁寧に仕上げられました。

 

🌿 素材はいたってシンプル

今回使用したのは、

新大磯3分サイズの小粒黒砂利セメントと水

という、極めてシンプルな配合。

 

骨材の美しさを最大限に引き出すため、余計な混合材は一切使用せず、

左官職人の手仕事で仕上げました。

 

🌿 素材の美学

  • 黒砂利の深みが、外観に落ち着きと格調を添える
  • 小粒サイズの骨材が繊細な表情を生み、足元に柔らかな陰影を演出
  • セメントとの絶妙なバランスが、素材本来の美しさを際立たせる

 

施工の舞台裏

36度の猛暑の中、朝から4名の職人が集結。
打設前には日除けのテントを張り、急激な乾燥を防ぐ対策も万全に。

 

同様に、施工エリアにもテントを張って 屋根をかけ
日陰をつくることで、急激な乾燥を防ぐ対策をしました。

 

施工の様子

まず接着力を高めるため、モルタル打設の直前にノロ塗りをします。

そして、材料を捏ね、バケツに移して20メートル手で持って運ぶ。

 

ホントは一輪車(ネコ)で運びたいのですが、

足元には数か所に目地が切ってあるので

手運びしかないのです。

 

運ぶ人たちは重労働です!!

塗り手は、素早く平らに均します。

 

 

さて、大事なポイントです!!!

洗い出し仕上げの場合、打設後に 上に乗ることはできません。

そこで、足場板を設置し 押さえていくのです。

 

もしも足を乗せたら、足跡部分の砂利が沈み込み

きれいな仕上がりにならないのです。

 

打設が終わったら

気温と湿度を見極めながら、「洗い出し」のタイミングを慎重に調整。

 

水洗いの工程では、黒砂利が浮かび上がる瞬間に、

現場全体が静まり返るほどの緊張感が漂いました。

 

 

「シンプルな配合ほど、技術が問われる」

― 現場の親方・八幡社長の言葉が印象的でした。

 

あとは、雨が降らないのを祈るばかりです。

 

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数日後に仕上がりを確認しました。

 

 

よかった~~ きれいな砂利目が出ています。

目地部分には黒い石が埋め込まれていて

メリハリが効いています。

 

 

さらに近づいて見てみましょう。

 

砂利の色味やサイズの違いが、

趣あるたたずまいを演出してくれます。

 

いかがですか、「洗い出し」の歩道

歩いてみたくなるでしょ。

 

*玄関まわり

建屋の周囲もぐるっと洗い出しです。

 

 

周囲には自然石や植栽が配され、木造のガーデンハウスと調和。

左官と造園が織りなす空間は、訪れる人に静かな感動を与えます。

 

庭師の植栽があいまって まさに都会のオアシス

「なんだか落ち着くな~~と」思う現場でした。

 

*ちなみに、下地のモルタル打設と枠設置準備も含めて
八幡工業がキッチリと段取りしています。

最後までお読みいただき ありがとうございました。

斎藤のレポートでした。

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