2011.02.02 リフォーム事例

世田谷区 M邸 カルクウォール

世田谷区 桜新町のマンションリフォーム工事でスイス漆喰カルクウォールを使用しました。

今回の施工は各部屋白色のフラット仕上げを主とし、それぞれアクセント壁として模様を変化させたり、

スイス漆喰にもみ殻を加えて一味違った質感を出したり、蜜蝋ワックスなどを用いての着色、自然塗料を用いての着色。

トイレにいたってはエイジング仕上げを施しました。

P1140218 P1140233
ハケやへらを使用しての模様出し      漆喰乾燥後のワックス塗装

P1140277 P1140282
トイレ棚板、エイジング塗装前        エイジング塗装完了後

塗り壁ひとつ工夫次第でいろいろとアレンジが可能です。
が・・・壁はしょせん壁でしかありません。そう 絵や置物、家具などの引き立て役でしかないのです。

「目立たず脇役に徹する」残念ながら壁はそうであるのが一般的。
しかし壁を塗る僕等左官職人も最高の引き立て役を作るばかりではなく、個々の感性を用いて

芸術性のあるものを少なからず求め、チャレンジしたくなります。

そう、たまには自分の力で壁を「主役」にしてみたくなリます。

自分の手掛けたものをどこかに残したくなるんです。(きっと左官屋ならみんなそうじゃないかなー?)

それがどんな些細なものであっても、そんな壁を作れる機会を与えられた時は普段に増してやる気が出るもの。

壁の色、模様、質感、デザインを生かすために絵や置物を飾る、

もっと大きく言えば壁を生かすための空間を作り上げる・・・。

そんな仕事に携われたら左官として最高かなぁ? と僕は思います。  まだまだ努力が必要です・・・

Archives

PAGETOP