2013.03.04 八幡の職人

カルクの友、遠方より来たる。

営業 斎藤のレポート

株式会社バウビオジャパン
(英文社名) baubiojapan Co.,Ltd.

の山川社長が、先週末 九州から来訪されました。

噂通りの熱い男でした!!!

yama

不動産屋の施工部門監督から一転、材料販売に乗り出し独立!

そして、今や「九州でカルクウォール」 といったら売り上げダントツナンバーワン!

漆喰をこよなく愛するあまり、自身で研究をかさね「割れないしっくい壁」工法を編み出した!

・・・・・ いったいどんな人物なのだろう お会いするのを楽しみにしていました。

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今回は、山川社長みずから

【BAUBIO WALL  バウビオウォール工法 】

の施工方法を八幡のスタッフに説明するためにきてくれたのです。

BW

画期的なこの工法のお話の前に・・・と語ってくれたのは、じつに驚きの事実。

『脱サイディング宣言』

すなわち、「なぜ左官屋の仕事が無くなったのか」・・・というきっかけ(原因)

あるいは、「今こそ、塗り壁の復興とともに左官屋が重要な存在になる!!」 という希望。

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1.外壁材の歴史
かつて、日本の住宅では、外壁に木版(下見板)張りが使用されていました。
しかし、 戦後の法整備にともない防火上の問題から、モルタルへと変化しました。そして、高度経済成長とともに下記理由から、さらにサイディングへと進化をとげました。
・耐火性にすぐれていること
・施工性がよいこと
・品質の安定性がよいこと
・簡単にデザイン表現ができること
・安価でできること
それには少し予備知識が必要です。
1.外壁材の歴史
かつて、日本の住宅では、外壁に木版(下見板)張りが使用されていました。
しかし、 戦後の法整備にともない防火上の問題から、モルタルへと変化しました。
そして、高度経済成長とともに下記理由から、さらにサイディングへと進化をとげました。
・耐火性にすぐれていること
・施工性がよいこと
・品質の安定性がよいこと
・簡単にデザイン表現ができること
・安価でできること
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日本中の工務店は、それまでの左官塗り壁のデメリット
・工期が長い
・クラック(ひび割れ)のリスク
・施工価格が高い
・職人の技術による仕上がりの不安
(要するに上手・へたの問題)
これらを解消できるすばらしい材料・工法としてこぞってサイディングを採用した。
⇒ 結果:左官屋の仕事が無くなった。

melit
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しかっ????し、
そのかげでは「サイディングの廃棄の問題」が隠れていたのです!!!
山川氏の試算によると
およそ9年間で東京ドームがいっぱいになるくらいの
サイディングのごみの山が発生している!というのです。
サイディングは施工の際に、全体?のおよそ20パーセント分のロスが発生し、
今後はさらにリフォームや建て替えなどでゴミの山が増える。
問題なのは、これらの建築廃材が本来ならリサイクルされるべきなのですが、
追いつかず山に捨てられているということ。
……………………………………………………………………・

そんな環境にあたえる問題を解決するのが

塗り壁 = 左官屋の仕事なのです。

左官仕事による、外壁のモルタル下地
さらに 古来から証明されている漆喰の仕上げこそが
サイディングの廃棄および処分場の問題、を解決するとともに。
+(プラス)
将来にわたってメンテナンス費用の極力かからない
お客さんにとっても、管理する工務店さんにとっても
長い目で「お得な」ライフサイクルコストの低減につながるのです。


yamakawa
たしかに、新築の家で外壁の予算を削る・・・・・・・
という目的のためだけならば、サイディングを選ぶのは当然。
しかし、長い目で見たときのランニングコストで考えれば、
サイディングとモルタル、両者のメリット・デメリットは50:50でどちらも同等なのです。
今こそ、
地球にやさしく、未来の子どもたちが負の荷物を背負わない方を選ぶべき時代にきています。
これからは、
1.山川さんの材料メーカーによる割れないモルタル下地
2.イケダコーポレーションの環境にやさしいスイス漆喰仕上げ
3.そして技術力を担う左官屋の存在がもっと重要になってくる。
……………………………………………………………………・
メーカー、設計士、工務店、施工者(左官)、そしてなによりも
家を建てるお施主様にこそ、知ってほしい事実。

『脱サイディング宣言』

それが、建築の未来であり、左官屋にとっても希望なのです。

バウビオウォール工法に関してのくわしい情報は

http://www.baubiojapan.co.jp/ まで。





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