2024.04.19 左官事例

たたきっ! ~ 土と木 (前編) ~

とあるだんなが行きつけの

お寿司屋さんの暖簾をくぐると、

大  将 :へい!いらっしゃいっ!

いつものですか?

今日のおすすめは、

お酒は新潟 胎内の

『ししのくらの森』がおすすめです。

肴はたたきがいいですよ。

なににしましょう?

だんな:新潟の?いいねえ、

じゃあ、その新潟 胎内の酒と

あじ のたたき 下さい。

大  将 :はいっ!ししのくらと

とし のたたき ですね?

だんな:んっ? とし のじゃなくて あじ のだよ。

大  将 :えっ?

としのたたき じゃないんですかい?

だんな?

今の時期、最高ですよ!脂がのって。

だんな:ん~~、そうかい、

じゃあそれを頼むよ♪

大  将 :ありがとうございます♪

———————————————-

 

はいっ! ということで

今日は今が旬の土間の『たたき』を

紹介させて頂きます。

↑勝手口の土間をたたきました!

勝手口の土間を

日本の伝統的工法の『たたき』で

施工させて頂きました。

いやぁ、うま(美味)かった。

とても素敵な勝手口になりました。

にがりの入った土に、

石灰を空混ぜしてから

適量の水を入れて練ります。

↑まずは、土と石灰を空合わせ(水なし)します

今日の練り材はひろしさんのお手製、

↑お水をかけて”てじなーにゃっ!”

↑茶色に変身!

↑最高の状態だぜっ!

 

”最高の状態”と としあき社長の

お墨付きも頂きました。

↑たたき専用の鏝 (こて)もあります!

――――――――――――――

金槌と鏝の二刀流

↑トン! トン!

↑ドンッ!ドンッ!

↑パタ!パタ!

↑スリ!スリ!

 

としあき社長が

素早く丁寧にたたいて仕上げる。

その名の通り、『たたき』。

↑完成した勝手口の『たたき』の土間

約一週間の乾燥を経て完成。

色味も変化します。

たたきは漢字で三和土 (たたき)。

読めませんね。

古くは土と石灰、にがりの三種類の材料を

混ぜ合わせて、

叩き固めたことからだそうです。

 

こちらのお家(おうち)は、

はこぶね建設さんで設計した

外観の『土と木 』 が

非常に印象的なお家でした。

まだお庭は完成前ですね。

 

木は人を癒し、人は木を育む ー株式会社はこぶね建設 (hako-bune.jp)

↑はこぶね建設 ホームページ

 

~ 土と木 ~

あたたかさと壮大さを感じる

素敵なお家でした。

見えている土壁と

内壁も八幡で仕上げました。

~次回後篇に続く~

 

 

Archives

PAGETOP