ジョリパット トラバーチン仕上げ

2018.09.13   カテゴリー:ゼロから始める左官手帖, 八幡の職人, 左官事例

【 ゼロから始める左官手帖  その4 】

今年は秋があるといいなあ、玉置です。

9月7日 現場の職人さんからジョリパットの転写液が足りないとのことで

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千葉県かしわ沼南(しょうなん)の公園住宅展示場に届けて参りました。

何を隠そう私は6月に入社するまで五年ほどペーパードライバー、

免許を取って以来運転していませんでした。

入社以降、自転車でも行ける本社倉庫にちょくちょく車で行くことはありましたが

いきなり一人で1時間以上のドライブすることになりました。

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不安も多々ありましたが、初心者マークを盾に慎重に運転して現場まで辿り着きました。

到着して目的の転写液を渡し、作業を見せてもらえることに。

建物の周りにぐるりと足場が張り巡らされています。

登っていいものかわからなかったので地上から一周します。

平野さんが霧吹きで何かを吹きつけ、コテを滑らせていました。

霧吹き

お手元

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霧吹きの中身が転写液、ジョリパットのパターン仕上げに使うもので

この時やっていたのはトラバーチン仕上げだそうです。

トラバーチン?

「でっかいんだ、ここは」

と言われて見上げてみると一面塗り壁!

見上げ

霧吹きで広げるような材料が足りなくなるのも納得です。

建物全体を撮影してみると

全体像 加工

なかなかスマホのカメラに収まらない大きさ(笑)。

かなり後退しないと入りきりません。

実際に概算で450㎡、普通の家2戸分より大きいくらいだそうです。

この日は八幡の職人4人に助っ人2人の計6人の方が作業されていましたが、

足場を縦横無尽に行き来するので少し目を離すと誰もいなくなったりしていました。

ローラー

ローラーでも施工していました。

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刷毛で引いたよう、でも複雑な模様。

10月オープンとのことなので、大きな塗り壁のお披露目も間近に迫っています。

お近くにお住まいの方はかしわ沼南公園住宅展示場・ノーブルホームさん、

ぜひ覗いてみてくださいね!

https://www.housing-messe.com/kashiwashonan.html

*かしわ沼南(しょうなん)住宅展示場

Data

件名: 用途:
区分: エリア:
業務範囲:

初めての現場お手伝い

2018.08.29   カテゴリー:ゼロから始める左官手帖, 八幡の職人, 左官工事

「ゼロから始める左官手帖」 その3

台風と熱気が行ったり来たりする中ご健勝でしょうか、玉置です。

8月21日朝、職人の山崎さんに近場の現場だから行ってみないか
とお声かけ頂いて、連れて行ってもらえることになりました!

撮影やブログにする許可を取っていないので色々と伏せて
記事にしたいと思います。

とあるビルの屋上にある低い壁というかヘリのような部分
(パラペットというらしい)にモルタルを塗るのがこの日のお仕事でした。

モルタルミキサー

モルタルミキサー。まずは材料作りです。
軽量モルタルの粉と水を混ぜ合わせこねます。

実際に回っているのを見るのは初めて。ゆっくりと、
しかしパワフルにかき混ぜています。

攪拌機を使ったことはあったのでこれを手作業するといかに疲れるか
少しだけわかります。

機械の力は偉大です。

初現場

いかにも工事中な足場を初登り。ビクビクしながら登り方を教えてもらいます。

手足をしっかりついて体がせり出さなければ落ちる心配はありません。
ヘルメットもあるしね!

ウィンチでモルタル改

かき混ぜたモルタルをバケツに入れてウィンチで引き上げます。

バケツにカギを引っ掛けるのが私の仕事の一つでした。
ちなみに撮影時は一緒に上ってしまったので釣りのように引っ掛けていました。
これがなかなか難しいらしく一人だとイライラするそうです(笑)。

屋上

工事は、地上4階  の屋上です。

塗るところ

塗る部分は高さ20cm前後くらいでしょうか。
屋上をぐるりと囲っている部分です。

屋上の地面の色が違うのは半分が前日に高さを合わせて作られたからだそうです。

砂セメ

前日使った材料の写真です。
なんと、砂300袋 セメント100袋 使ったらしい!!!

驚きです。

・・・・・・・・・・・・・

さて、出来て次の日の床です。

一日で固まっていて、もう人が乗っても大丈夫なんですね。

お手伝い

ここからは、私も屋上に登ってお手伝い。

壁に伏せこむネットをカットします。
幅10cmほどで長く切っていきます。

継ぎ目用のものはサイズを合わせてカットします。
なかなかコツが掴めずにまごまごしているうちに、
職人さんはあっという間に一面塗り終わっていました。

作業手元

少し目を離すと一気に色が変わっているので驚き、焦りました。
急いで切らねば!
気合を入れてカットします。横に走る線を切るといい感じです。

作業風景改

塗っているところを少し写真を撮らせてもらい、
今度はコテ板にモルタルを載せるお手伝い。

写真のようにコテ板が空いたらレンガ鏝で補充します。
(職人さんは「才取り」というそうです)。

餅つきのようにテンポ良く・・・・・・といきたいところですが、勇気がないので
こぼさないように慎重に載せました。笑

バケツを持って移動しながら材料を載せ、バケツが空になったら
再度ウィンチで上げて・・・・・・としているうちにあっという間に時間が過ぎていきました。

飽きない改

職人さんが、真剣に塗っている姿は見ていて全く飽きません。

しかし、時間は有限で、午後は予定が入っているので
あらかじめ積んでもらっていた自転車で会社に戻りました。

たったの数時間、そんなに手伝えることは無かったかもしれませんが、
職人さんの仕事を間近で見ながらお話できてとても楽しかったです。

山崎さんありがとうございました!

サンプル作成中!

2018.07.23   カテゴリー:ゼロから始める左官手帖, 左官事例, 左官工法

【ゼロから始める左官手帖 】その2

連日うだるような暑さが続く中、いかがお過ごしでしょうか。玉置です。

7月12日 事務所の前で漆喰やジョリパットの塗りサンプル作りを見せてもらいました。

まだまだ新人の私には貴重な、塗りを見る機会です。

しかも! 長塚勇先生が初心者にもわかりやすく解説してくれました。

ありがとうございます。

早速1枚目のサンプルがこちら

漆喰フラット塗り中 リサイズ漆喰フラット仕上げ リサイズ

漆喰フラット仕上げです。お寺やお城などで使われる一般的な仕上げだそうです。

遠目に見るとただ真っ白ですが、まじまじと見ると単に平坦ではない

漆喰の模様のようなものが見て取れます。

短時間でスラスラと仕上げる様はさすが職人といった感じです。

2枚目のサンプルは漆喰から打って変わって土のような泥のようなもの。

爽土塗り始めジョリパット 爽土

ジョリパット爽土シリーズです。

日本古来の土を使用しているそうですが、とにかく藁がたくさん入ってるのが印象的でした。

このたくさんの藁を均等に塗りつけるのが難しいそうです。

また、コテの回数が増えるとムラになるので、引き際が肝心だとか。

リサイズ 爽土仕上げクリックするとどれだけ藁が入っているかわかります

3枚目はオリジナルキラキラ光る板と紹介された、

雲母が入ったジョリパットです。

雲母入りジョリパット

キラキラが写真に取れない(泣)。

肉眼でも光の加減で見えたり見なかったりするキラキラというかピラピラというか

散在する透明なシートが映し出されるような不思議な素材です。

それ以外にも黒や茶色の石が混じっていてざらりとした感触でした。

4枚目もきらりと光る不思議な板。

あわび入り

こちらはあわびの貝殻入りだそうです。

あわび アップアップ 白く飛び出しかかっているのがあわびです

光の具合でラメのように虹色に輝きます。不思議!

雲母がキラキラならあわびはキランといった感じ。

今回はこの四枚を見せてもらいました。

板に同じ厚みに塗りつける職人さんの技と見たこともないような塗り材を

同時に見れてとても面白かったです。

惜しむらくは光る素材をうまく写真に収められなかったことですね。

ナチュラワイズのショールームには完成したものが置いてあるので

お立ち寄りの際はぜひ本物をご覧ください。

これが壁になるの!? と驚くこと請け合いです。

とはいえサンプルはサンプル、実際壁になると塗る広さはもちろん

天候や風、立地など様々な要因で違いが出てくるそうです。

どんな見え方をするんでしょう、私も変わった素材でできた壁を見てみたい!

「左官とは・・・・・・まず自分の目で見るところから始まるのではないでしょうか」

Data

件名: 用途:
区分: エリア:
業務範囲:

ゼロから始める左官手帖 (その1) 

2018.07.07   カテゴリー:ゼロから始める左官手帖

【 左官とは …… 調べてみた。】2018.7.7

左官手帖

新人である私、玉置(たまき)が左官についてあれこれ考えたことを

記したい企画。題して「ゼロから始まる左官手帖」、第一回の投稿になります。

たくさん連載できるように頑張ります、応援よろしく!

手始めに色々辞書で調べたことを記事にしてみたいと思います。

まず八幡工業は左官屋さんです。左官ってどんなものでしょうか?

私のイメージはなにやら先のとがった板でスーッと隙間を埋めている人でした。

左官イメージ ちょっとちがうが、こんなイメージ

広辞苑には「壁を塗る職人、かべぬり。壁大工。泥工。しゃかん。」 とあります。

奈良時代の律令制時代に宮中の修理をしていた役職が木工寮の属(さかんとよむ)

であったどころからきているようですが、それはさておき。

「壁を塗る職人」と短くまとめられているのでせっかくだから職人も調べてみました。

すると「手先の技術によって物を製作することを職業とする人」と出ます。

合わせると「塗る技術によって壁を製作することを職業とする人」

といったところでしょうか。

意味がわからない? 確かにそうかもしれません。

しかし言い得て妙だなと私は感じました。

ん~~む、左官。。。奥が深いです。

次回も調べたことを記事にします。

新しく入社しました!

2018.06.30   カテゴリー:NaturaY’s

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はじめまして、6月4日より八幡工業(ナチュラワイズ)

に入社しました玉置(たまき)と申します。

左官のことは右も左もわからないので

日々見て・学び・発信できるようになっていきたいと思います!

このたびブログを書かせて頂くに当たり、

「左官」や「壁」、「漆喰」など

核となるワードを文学畑出身らしく調べたり

未体験の現場にお邪魔させて頂いたり

様々なことに挑戦していきたいと考えております。

左官業に携わる人もそうでない人も面白く読んで頂ける

記事目指して邁進していますので

今後ともよろしくお願いします!

 

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